[:ja]1型糖尿病を患いながら、結婚式を挙げました。―結婚式2ヶ月前に入院した場合の準備の進め方:ウエディングドレスと招待状―[:]

[:ja]1番最初の記事「1型糖尿病になりました」にも記載のとおり、私は結婚式を挙げる2ヶ月前に1型糖尿病を発症し、緊急入院しました。

「おいおい、結婚式どーするよ」というかんじでしたが、むしろ2か月前というタイミングで発症して良かったのかも、と後々に思いました。

というのも、2ヶ月以上前はウエディングドレスや招待状が決まっていなかったのです。
私は好みがはっきりしていたのと、たった1回の結婚式を妥協したくなかったため、ドレスも招待状も気に入るものが見つかるまで試着したりサンプルを集めたりと、決めるのにかなりの時間と労力を使っていました。

もしそれぞれ何も決まっていない状況だったらどうしていただろう…と振り返ると、そういったタイミングで発症する人がいてもおかしくないと思い、私の経験をもとに2ヶ月以上前に1型糖尿病が発症した場合、どのように進めればよいかを私なりに考えたので、該当する方に参考にしていただければと思います。

結婚式の2ヶ月以上前に1型糖尿病が発症した場合の結婚式の準備方法

ウエディングドレス

ドレス決めるのって、いろんな店舗まわって、何回も試着して、と体力的に結構ハード。そのため、

①入院中は、まず体調を戻すことが先決です。

結婚式まで時間はあるので、一度結婚式のことは忘れ、自己注射に慣れましょう。

※試着予約などをしている場合は、忘れずにキャンセルしましょう。私はエステの予約(契約予定でした)をキャンセルしたとき、入院した旨を言わなかったら、契約逃れと思われ怪しまれました(笑)理由言っても怪しんでたかもしれませんが(笑)

※プランナーにも連絡しましょう。現状と、今後の打ち合わせや当日などで気を付けなくてはいけないこと、今後の打ち合わせなどで諸々相談させてもらう可能性がある旨を事前に伝えておくと、結婚式の準備や当日に安心して望めますし、プランナーから式に関わる各担当者へ事前に共有してもらえると思います。
私は2回目の打ち合わせを控えていたので、日程変更の連絡も兼ねて早々に共有しました。

②自己注射に慣れて体調が戻ったら、入院中に希望のウエディングドレスのデザイン、または提携先のウエディングドレスなどを調べましょう。

退院してからは普段の食生活に戻るのに大変なので、入院中に調べられるだけ調べておくことをおすすめします。

ちなみに、病院はWi-Fi環境にないので、必要なときはWi-Fiルーターを頼みましょう。

③退院後、自己注射や食生活を試みて、試着できそうになったら予約しましょう。

私は退院後、1ヶ月は仕事を休みました。2~3週間後には付き添いがいれば近場を出歩くことが出来るようになったので、母と会場に打ち合わせに行ったり、ウエディングドレスのサイズチェックをしにドレスショップに行ったりしました。

試着の際は、ドレスを着る前後で、リブレを使用していれば血糖測定(指で毎度測るのは大変なので、その場合は必要に応じて)や、ジュースなどで糖分を補給しましょう。ドレスを着用してるときだと、結構動きづらかったり、汚すとまずいので。

 

こんな流れでしょうか。

 

プランナーがホテル専属などではなく、フリープランナーだと、病院まで来てくれる可能性が高いです。すでに会場やプランナーが決まっている場合でも、一度相談してみましょう。また、病院側も個室を用意してくれたり、面会時間を延長してくれたりもするので、看護師さんに確認をとってみるといいと思います。

招待状

私は早めに招待状をどこで購入するか検討していて、入院中には家に届いたので、夫に病室まで持ってきてもらい、ベッドの上でせっせと発送準備をしていました。

こちらも、まだ招待状をどこで作成するか決まっていない状況で1型糖尿病が発症した場合、どのように進めればよいかを私なりに考えたので、参考にしてください。

①入院中は、ウエディングドレス同様、まずは体調を戻すことが先決です。

②入院中、元気が出てネットを見る余裕が出てきたら検索し始めましょう。

招待状の準備方法は、

・提携先で作成してもらう
・自分で業者を探す
・百貨店などで購入する
・自分で作成する

の4パターンが主流だと思います。
私は業者を探しました。提携先は値段が高かったので(笑)

どの方法で準備するかで今後の忙しさが変わってくるので、どこまで行動可能かを下記参考にしながら決めるといいと思います。

提携先で作成してもらう

提携先に依頼する場合は、自分で決めたり用意することは

・招待状のデザイン
・ゲストの住所

のみです。

基本的に提携先から「いつまでに何を決める/用意する」などの指示があるので、その通りにやれば適切なタイミングで招待状を発送することができます。

提携先だと金額が高い可能性がありますが、必要なタイミングで提携先から連絡が入るし、準備の締め切りも提携先側で決めてくれたり、遅れても催促してくれるので、自分で日程調整する必要がありません。
また、提携先は会場の雰囲気に合ったデザインを用意しているので、間違いはないはずです。

今後の準備には招待状以外にも決めることはたくさんあります。提携先に依頼するのが一番手間いらずなので、じっくり時間をかける余裕も元気もないという方は、お金で解決するのが一番だと思います。

自分で業者を探す

提携先の招待状が好みでなかったり、値段が高いと感じる場合は、自分で業者を探しましょう。

私はネットで検索しまくり、デザインや値段で絞っていきました。サンプルを取り寄せることができれば、なお良しです。画面上で見るのと実際に手に取るのとでは、サイズ感やデザインの雰囲気が意外と違ったりするので。

自分で業者を探す場合、

・業者の選定
・デザインの選定
・発送までの日程調整
※業者側からの参考となる日程プランは、用意されている場合が多いです。
・ゲストの住所

を確認・決定する必要があります。

業者の選定とデザインの選定は、時間がかかると思います。招待状を作成している業者は探せば結構あるので、キリがないんです。業者によって招待状の他にもペーパーアイテム(食事のメニュー表や座席表)を注文すると割引や特典が付いていたりするので、そこも確認するとなると結構大変。

また、招待状発送までのスケジュールを自分で確認する必要があります。

大抵、専用のサイトに結婚式の日程を入力するとスケジュールが表示され、そのようにスムーズに作成できればいいのですが、基本的にネット上でのやりとりなので自分で気を付けないと画面上でしか催促してくれません。気付かず忘れてしまわないよう注意する必要があります。

ちなみに、招待状の印刷は業者に依頼するか自分で行うかでも値段が変わります。とことん安く、という場合は、印刷は自分でやる方がいいと思いますが、その分の手間はかかるので覚悟は必要かもしれません。

参考までに、私は下記業者で依頼しました。

HAPPY LEAF(ハッピーリーフ)
https://www.happyleaf.biz/reception/

百貨店などで購入する

ロフトや東急ハンズなどでも招待状を購入することができます。

10枚セットなどになってるので、ゲスト数が多い場合は割高になるかもしれません。デザインもあまり多くはなく、ネットでもあまりデザインを確認できないので、退院後、少人数での式や、招待状が足りなかった!なんてときに駆け込むのがいいかもしれません。

自分で作成する

結婚式へのこだわりがしっかりある方は自分でデザインを決めて作ってみてもいいかもしれません。好きなデザインにできるのと、手作りだと場合によってはかなり安く作成することができると思います。

1から作るとなると時間も手間もかかるので、その余裕があるか事前に覚悟しておく必要があると思います。

また、プリンターがないと難しいので、ペーパーのみならずインクの用意も忘れずに。

 

③どのパターンにするか決めたら、デザインやゲスト数の確認、ゲストの住所の入手を進めましょう。

ネットが使えれば入院中でも少しずつ準備できます。逆に先延ばしにすると結構面倒くさいので、早めに済ましておくことを進めます。



以上が、結婚式2ヶ月以上前に1型糖尿病が発症・入院した場合の、ウエディングドレスと招待状の準備方法です。あくまで私の経験上、このように進めれば入院でロスした時間の短縮&体調にムリの無い準備だと思って記述していますが、人それぞれ体調に差はあると思うので、準備方法に正解は無いと思います。

ただ、自分にムリの無い範囲で準備することが絶対大切です。ムリして当日体調が悪くて式を挙げられないのでは、せっかく頑張った努力が台無しです。

2ヶ月以上前の発症・入院であれば、まだ結婚式の準備に余裕があるので諦めないでください。

また、どのタイミングで入院したとしても、プランナーは結婚式を挙げられるよう最善のプランを組んでくれるはずです。もし式直前に入院することになっても、日程を変更して式を挙げましょう。せっかく楽しみに予定していたのですから、諦めないで「結婚式を挙げる」という目標をもって、からだにムリの無い範囲で準備すれば必ず式を挙げることはできると思います。頑張ってください!![:]

KUTANECO

KUTANECO

30歳で1型糖尿病が発病。

これまでの日常に、1型糖尿病というスパイスを加えた毎日を綴ることで、私自身の記録に、また同じ環境の皆さまの参考になればと思います。

その他、趣味に関する内容も随時更新します。

また、インスタグラムにて1型糖尿病での生活をコミック風に共有しているので、併せてご覧ください(↓下のアイコンをクリック)

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