インスリンペンの使用期限に注意!確認方法と交換方法のご紹介

こんにちは、KUTANECOです。

 

カートリッジを交換するタイプのインスリンペンを使用している方々、ペン本体に使用期限があるって知ってますか?

 

私は知らずに使い続け、ある日突然壊れて使えなくなり、びっくり&注射できなくなってコワい思いをしました!

 

この記事では、私のように突然インスリンペンが使えなくなることがないよう、使用期限の確認方法と交換手続きの方法をお伝えします。

 

インスリンペンの種類

 

はじめに、インスリンペンの種類について触れておきます。

 

インスリンペンには2種類のタイプがあります。

 

プレフィルドタイプ

カートリッジ交換タイプ

 

詳しくご紹介します。

 

また、ペン型ではないですが、インスリン注入方法としてポンプ型もあるので、そちらも参考までにご紹介いたします。

 

プレフィルドタイプ

 

プレフィルドタイプは、インスリン製剤がペンに組み込まれた一体型のインスリンペンです。

 

 

インスリンがなくなったら、ペンごと捨てるのでお手軽です。

 

ただ、カートリッジ交換タイプより多少値段が高くなるらしい。

 

カートリッジ交換タイプ

 

ペン本体の使用期限があるのは、こちらのカートリッジ交換タイプです。

 

(プレフィルドタイプでもカートリッジ交換タイプでも、インスリン自体の使用期限はあります)

 

 

インスリンが入ったカートリッジをペンに装着して使います。

 

通院時にカートリッジだけ処方してもらい、インスリンがなくなったらカートリッジを交換します。

 

プレフィルドタイプより安価らしいですが、取り付け時に誤ったカートリッジを入れないように注意が必要です。

 

基本的には専用のカートリッジでないものはサイズが異なるため入らないように設計されているようです。

 

正しいカートリッジを装着

 

誤ったカートリッジを入れると…

 

が、すべて試したわけではないので、万が一はまっちゃったら大変!

例えば、1型糖尿病の方は2種類のインスリン(24時間持続させる時効型と、食事する際に注入する超速効型など)を使うと思いますが、超速効型インスリンのカートリッジを時効型のペンに入れてしまう…など。

 

これ超コワイですよね…

 

なので、スーパーうっかり屋さんや交換作業が面倒な方、年配の方は、プレフィルドタイプを使用するのが安心・安全かもしれませんね。

 

インスリンポンプ

 

ペン型ではないですが、ご紹介だけ。

 

おなかにリブレのようなものを装着し、インスリンポンプという機械でインスリン量などを設定して注入する方法です。

 

2、3日に1回交換するだけでいいので、穿刺するタイミングも少なく済むのでペン型よりもストレスフリーです。

 

ただ、インスリンが注入されないなど稀にトラブルがあるそうなので、血糖測定を忘れず怠らないようにしましょう。

 

といっても、私も実際に使用したことがないので、参考までに詳細が記載されたページのURLを載せておきますね。

 

https://dm-net.co.jp/pumpfile/basic_knowledge/basis.php

 

SAP(サップ)

 

SAPとは、Sensor Augmented Pump の略で、インスリンポンプと似たような投与方法ですが、さらに血糖測定もできるという点に違いがあります。

 

CGM(Continuous Glucose Monitoring)という機器もおなかに取り付ける必要がありますが、それによりリアルタイムで血糖の動きを知ることができます(血液ではなく間質液で測定するため、多少の誤差はあると思います)。

 

詳細は上記のURLをご参照ください。

 

インスリンペンの使用期限

 

さて、本題。

 

カートリッジ交換タイプのペン本体には使用期限があります。

 

通常、病院で渡される際に主治医から説明があるようです(私の主治医は伝えるのを忘れていた…)。

 

ペンによって耐用年数が異なるので、ペンが入っていた箱で確認するようにしましょう。

 

 

ペンによっては、下の写真にあるようなシールも付属されています。

 

 

私はこのシールを、普段インスリン関係のものを入れている箱に貼り付けて、いつも見える状態にしています。

 

インスリンペンを製造している会社によっては、使用登録することによって写真のような案内が届きます。

 

 

交換時期になると再度案内が届くようなので、交換時期を忘れてしまっても安心ですね。

 

インスリンペンの交換方法

 

いざ交換時期が来たら、どのように交換するのか、事前に把握しておきたいですよね。

 

いたって簡単、主治医に伝えましょう!

 

私も主治医に「インスリンペン壊れたんですけど」と連絡を入れました。

 

病院によって交換方法が異なるかもしれませんが、困ったら主治医または製造会社のお客様窓口に連絡すればなんとかなります。

 

インスリンペンの予備があると安心

 

カートリッジ交換タイプのインスリンペンを使用している場合、ペン本体が壊れて替えがなかったらものすごく困りますよね。

 

そんなとき、プレフィルドタイプのインスリンペンも予備で持っていると安心です。

 

なぜそう思うかというと、私は下記のような体験をしたからです。

 

インスリンペン本体が突然壊れる可能性

 

通常、病院でペン本体を渡される際に主治医から使用期限などについて説明があるはずですが、私の場合は主治医が忘れていて説明が無く、私自身もペンに使用期限があること、壊れたらどうするか、など考えてもおらず、使い続けていました。

 

インスリンペンを使用して5年経った頃のあるお昼、食事をするために超速効型インスリンのペンを刺そうと思ったら、注入するための押し込む部分がバチン!とはじきました。

 

「え!?」と驚きながらよく見てみると、押し込む部分のバネが壊れた様子…

 

インスリンペン壊れた → インスリン打てない → こはん食べられない

 

こんな図を頭に描き、数秒たってから「やばい!!」と認識。

 

幸い、私は微調整用に0.5単位ずつ打てる超速効型のペンも持っていたので、ごはんが食べられない窮地には陥らなかったのですが、それでも病院にすぐ連絡しました。

 

が、「今日は予約が取れないのですが、明日までもちますか…?」

 

いや、私はもう1本インスリンペン持ってるけど、フツーこんな対応されたら困るよね…

 

とか内心思いながら、最短で予約をとりつけ、無事にインスリンペンを交換してもらいました。

 

病院の予約がすぐ取れない可能性

 

病院の予約がすぐ取れずインスリンが打てない場合、食事を摂ることが難しくなります。

 

1食抜くだけならまだしも(それでも十分困るけど)、2~3食我慢することになってしまったら、仕事もままならないですよね。

 

かといってインスリンを打たないで普通に食事したら、とんでもなく高血糖になって大変!

 

違う意味で病院行きです。

 

そんな時に、予備のプレフィルドタイプのインスリンを持っていれば食事を我慢する必要がありません。

 

私も「助かった~」とすごく安堵しました。

 

まさかの事態に備えて予備でプレフィルドタイプを1本持っておくと安心です。

 

ただし、プレフィルドタイプのインスリンも、インスリン自体の使用期限があるので、その確認はしておきましょう。

 

まとめ

 

カートリッジ交換タイプのペン本体には使用期限があります。

 

ペン本体の箱に使用期限が書かれているので、忘れずに確認しておきましょう。

 

そして、交換時期がきたら主治医や製造会社のお客様窓口に連絡し、新しいペンと交換しましょう。

 

そして、万が一ペン本体が突然使えなくなったときに備えて、プレフィルドタイプのインスリンを予備で1本持っておくと安心です。

 

みなさんもペンの使用期限を確認し、交換手続きを忘れないようにしてくださいね。

KUTANECO

KUTANECO

30歳で1型糖尿病が発病。

これまでの日常に、1型糖尿病というスパイスを加えた毎日を綴ることで、私自身の記録に、また同じ環境の皆さまの参考になればと思います。

その他、趣味に関する内容も随時更新します。

また、インスタグラムにて1型糖尿病での生活をコミック風に共有しているので、併せてご覧ください(↓下のアイコンをクリック)

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