【1型糖尿病で育児】母乳と血糖の関係

こんにちは、KUTANECOです。

1型糖尿病で分娩し、母乳育児を希望していた私。

糖尿病の担当医から、赤ちゃんに母乳を与えることで血糖値が下がりやすくなるという話を聞いたので、そのことについてまとめてみました。

母乳と血糖値の関係

糖尿病の担当医いわく、母乳がでると、母体のエネルギー量を消耗するそうです。

母乳によるエネルギーの消耗量

どれだけのエネルギー量を消耗するかというと、母乳 1cc あたり 0.7~0.8kcal 使うそうな。

そのため、食事では糖質だけでなく、カロリー計算も行う方がいいんだそう。

母乳あげてるとおなかすくのは、そのせいなんですね。なるほど。

糖質はエネルギー源としてもっとも多く利用されるので、血糖値も下がりやすいそうです。

cc=ml で換算すると、100ml あげるとすると 70~80kcal 消費する計算。

コンビニのおにぎりがひとつ大体100~200kcal、糖質はおよそ40g(具による)なので、母乳をあげる量によっておにぎりをひとつ食べておくと安心かなってかんじですかね。

ちょっと糖質が多い気がするので、血糖値が爆上がりしそうな気もしますが。

あと、母乳ってどれだけ飲んだか判断が難しいので、どうやったらうまく血糖値を調整できるか考えてみました。

母乳をあげているときに低血糖にならないために

担当医からは、「母乳をあげてるときに血糖値が下がってくることもあるので、事前に捕食してから母乳をあげた方が安全」とのこと。

その時の血糖の値や個人差もあると思うので、例えば、

<自宅で手作りおにぎりを捕食する場合>
①おにぎりの大きさ(グラム数)を計って作る。
②血糖値を確認する。
③おにぎりを食べる。
④母乳をあげる。
⑤母乳をあげた後や、おにぎりを食べた2時間後の血糖値を確認する。

という流れで、おにぎりがどれだけ血糖値に影響を与えるか試してみるといいかもしれません。

本当は、同じくらいの血糖値の時に、おにぎりを食べない場合と食べた場合で比較するのが一番効果が分かると思うのですが、食べなくて低血糖になる方が危険なので、おにぎりの大きさを調整することで試すのが安全かと思います。

といっても、産後は常に眠いし、赤ちゃんもいつ母乳を欲しがるか分からないので、そんな悠長に実験的なことできないよ!となるかもしれませんが。

私も、低血糖になってからジュースを飲む、を繰り返してたので(笑)

ただ、私は病院を退院して実家で暮らし始める頃には、

・母乳が出始める
・病院にいるときよりも歩く(行動範囲が増す)

ので、低血糖になりやすかったです。

育児で手一杯で血糖値を計ることすら忘れることが多かったので、なるべく血糖値は高めにしておくよう意識していました。

もし協力してもらえるご家族がいれば、事前にいろんな大きさのおにぎりを作ってもらうなど、できる範囲で試してみてはいかがでしょうか。

あるいはすぐ手の届くところにジュースを置いておくなどして、低血糖対策をしておくことをお勧めします。

まとめ

産後は母乳の影響で血糖値が下がりやすくなるため、事前に、あるいはすぐに捕食できる環境を作ることが大切です。

育児する環境や、血糖値の動きには個人差があるので、自分にあった低血糖対策が重要だと思います。

産後は育児で手一杯…となると思うので、事前にそれらを検討しておくことをお勧めします。

KUTANECO

KUTANECO

30歳で1型糖尿病が発病。

これまでの日常に、1型糖尿病というスパイスを加えた毎日を綴ることで、私自身の記録に、また同じ環境の皆さまの参考になればと思います。

その他、趣味に関する内容も随時更新します。

また、インスタグラムにて1型糖尿病での生活をコミック風に共有しているので、併せてご覧ください(↓下のアイコンをクリック)

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