こんにちは、KUTANECOです。
大変だった1型糖尿病での分娩も終え、今度は産後の血糖コントロールに気をつける日々。
これからは育児しながら血糖コントロールをすることになりますが、今回の記事では
・産後の血糖値の動き
・母乳と血糖値の関係
・担当医に言われた、産後の血糖コントロールで気をつけること
を書いていきたいと思います。
産後の血糖コントロール
赤ちゃんを産んで胎盤を出すと、血糖値の動きは妊娠前の状態に戻ります。
胎盤がインスリンの効きを妨げている要因なので、それが除かれるため、通常の状態に戻るんだとか。
妊娠中はインスリンが効かなくて血糖値がどんどん上昇し、インスリンもがんがん打っていたと思いますが、産後は元通りになるので今度は低血糖に気を付けなければいけません。
妊娠しているときのようにインスリンを打つと、一気に危険な状態に!
そのため、入院中に担当医の助言をしっかり聞き、産後の血糖コントロールに慣れる必要があります。
産後の血糖値の動き
1型糖尿病の担当医より、分娩後の目標値は、
食前:100以下
食後2時間後:150以下
とのこと。
おいおい、食前の目標値、妊娠中と変わらなくない…?
意外とシビアだな、と思いつつ、入院生活スタート。
入院中の血糖値の動き
入院中のインスリン単位数は1型糖尿病の担当医から指示された分を打ちました(慣れたら徐々にプラスマイナス1単位の範囲で、自己調整OKになりました)。
また、病院側で血糖管理するため、
・食前
・食後2時間後
・就寝前
・低血糖時
は助産師さんに血糖値を報告することになっていました。
正確な数値を確認するため、リブレではなく穿刺にて計測します。
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朝食(分娩後):154
ヒューマログ10単位
妊娠前の朝食時は6単位を打っていたので、妊娠3ヶ月頃と同じ単位数を打ったかんじです。徐々に単位数を減らしていくかんじみたいです。
朝食2時間後:194
たかーーい ヾ(・∀・)
もともと朝食時は上がりやすいですが、ちゃんと野菜から食べたし、分娩後で力があまり入らないから、お箸をぷるぷるさせてゆっくり食べたのに…
昼食前:243
ヒューマログ10単位
もっとたかーーい ヾ(・∀・)
こんな数値だと、妊娠中と同じだけ打ちたくなるけど、そこは我慢。
昼食後:226
全然下がってなーーい!
夕飯前:190
ヒューマログ10単位
もはや絶対下がらないだろうと思いつつ、10単位。
夕飯後:193
ヒューマログ2単位(追い打ち)
思った通りほとんど下がっていないので追加うちしました。
就寝前:103
やっと落ち着いた数値に。
通常夕飯に出されるヨーグルトを、1型糖尿病のため、夜中の低血糖を防ぐため就寝前に出されました。
夜中:44
夜中に低血糖で目覚め、計測したら低っ!ジュースで血糖補給。
2日目
朝食前:96
ヒューマログ10単位
夜中に低血糖だったため、朝は低め。
朝食2時間後:177
朝低かった分、初日よりも低め。微妙に150以下にならず。
昼食前:172
ヒューマログ10単位
170台をキープしていたらしい…妊娠中だったら気になって追い打ちしちゃう数値。
昼食後:157
産後2日目にしてちょっとインスリンが効いてきてるかんじ。
夕飯前:92
ヒューマログ10単位
低血糖なく、血糖値の食前100未満を達成!
夕飯後:156
目標の150に近くなってきた!
就寝前:89
ヨーグルトを食べないと絶対夜中に低血糖になる数値…
ちなみに持効型のインスリンは、
朝5単位
夜6単位
で打ってました。
夜中はヨーグルトの糖分だけでは足りず何度か低血糖を起こしたけど、クッキー2枚(糖質10g)を食べてから寝るようにしたらほとんど低血糖にならずに済むようになりました。
日中はほとんど低血糖にならず、むしろ高血糖の方が多いくらい。
入院の荷物に低血糖対策でジュースをたくさん用意しましたが、実際は高血糖で水の方をたくさん飲みました(むくんでたってのもありますが)。
数日同じようにインスリンを打ち、血糖の動きなどをふまえ5日目には
超速効型(ヒューマログ)
朝:12
昼:6
夜:8
持効型(レベミル)
朝:4
夜:6
に変更することになりました。
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担当医からは、決まった単位数を打つよう言われていましたが、自己管理でプラスマイナス1の調整はしてオッケーと言われていたので、基本の単位数+1あるいは追い打ちを何度かしていました。
産後は、いきなりインスリンが効くというよりは、徐々に効くようになって、妊娠前の血糖値の動きに戻っていくような感覚でした。
単位数が定まってきた時期
入院中はしばらく決められた単位数をもとに自己調整しながら打っていましたが、退院すると同時に食事内容も病院食から家庭の食事に変化するので、インスリンとうまく合わせるのが大変。
私は、退院後は自分の実家へ直行。
基本は決められた単位数を打っていましたが、やはり病院食とは違ってたくさん食べちゃったり、でも母乳も出てくるようになったのでその影響で血糖も下がり気味。
私は両家の実家にそれぞれ2週間ほど滞在し、自分の家に帰ったのは退院して約1ヶ月後。
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自宅に帰ってからは、食事も慣れた夫の料理(我が家では産後、夫が食事担当)だし、それに合わせてインスリンも「もう少し単位数を減らそう」と、基本の単位数も自己調整するようにしました。
そして、自分の家での育児生活に慣れてきたさらに1ヶ月後過ぎくらい(退院しておよそ2ヶ月後)から、ようやく掴めてきたように思います。
早めに自分の家に戻って育児生活に慣れれば、それだけ早く要領も掴めるのではないかと思います。
母乳と血糖値の関係
1型糖尿病の担当医いわく、母乳1ccあたり、およそ 0.7〜0.8kcal 消費するそう。
エネルギーの大部分は糖質からくるため、糖質も消耗される分、血糖値が下がりやすいんだとか。
そのため、食事は母乳をあげる分だけのカロリーも摂取するよう言われました。
といっても、母乳なんてどれだけ飲んでるか分からないし、そんな細かく毎食カロリー計算できっこないですけどね…
なので、
・普段より気持ち多めに食べる
・母乳をあげる際は血糖値を確認する
ことで、低血糖にならないよう注意していました。
その他の低血糖対策や、母乳と血糖値について下記記事に詳しく記載しています。
産後の血糖コントロールで気をつけること
産後の血糖値は妊娠前のような動きに戻ると聞いていましたが、入院中は病院側で管理されていたこともあり、それほど心配することはありませんでした。
じゃあ、自宅に帰ったらどうなるか?
徐々に母乳がでたり、退院してからだを動かすようになると、血糖値が下がりやすくなるとのこと。
そこで、担当医から言われた、低血糖を防ぐために注意することとは、
・追い打ちしない
・低血糖のときは自分優先
・血糖値が80を切ったら捕食する
とにもかくにもインスリンを打ちすぎないよう念押しされましたが、確かに退院してからは、血糖値がかなり下がるようになりました!
退院してからは毎日寝不足&育児に追われて血糖値を確認することも忘れがち…低血糖になってることに気付かないことも!
なので、退院してからはリブレを付けて過ごしました。
忙しくてもピピッとセンサーですぐ測れるので安心です。
常に測れるように、家の中でもポケットや簡易的な斜めがけポシェットに入れて持ち歩くと、なくさずすぐに測れて便利です。
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私が持っているのはこの形の別のミニショルダーバッグですが、携帯もリブレも両方入って、邪魔にならない大きさで便利です。
まとめ
赤ちゃんと胎盤を出しきることで、産後の血糖値は妊娠前の状態へ戻るという話でしたが、体験上、徐々にインスリンが効きやすくなってる感覚がありました。
そのため、「下がらないじゃん」と思って安易に単位数を増やすと危険です!
妊娠中は高血糖になりやすいためインスリンをがんがん打ってたと思いますが、産後は徐々に血糖値の上昇が落ち着くので、インスリンを打ちすぎないようにしましょう。
退院後も自宅で血糖コントロールできるよう、入院中に1型糖尿病の担当医の指示を確認しておくと安心です!
そして、育児で毎日寝不足&バタバタするかもしれませんが、血糖値の確認を忘れないよう気を付けてください。
リブレを付けると簡単に計測できて楽チンですよ。