[:ja]私は結婚式の2ヶ月前に1型糖尿病になりました。
そのような状態でも結婚式を無事に挙げるため、いろいろと気を付けたことがあります。
今回は会場での打ち合わせについてまとめます。
1型糖尿病を患っている場合で、結婚式の会場での打ち合わせで気を付けること
結婚式の2ヶ月前だと、まだまだ会場での打ち合わせがたくさん残っています。
慣れない自己注射と食事管理に悪戦苦闘するなか、打ち合わせにも行かないと結婚式の準備が進まない…そんな焦りもあり、なんとか体調を管理しながら、打ち合わせの日程を調整することに。
まだ慣れない1型糖尿病生活のため、私は当日を迎えるまでに、どうすれば無事に打ち合わせを行えるか考えた結果、下記3つのことを実行しました。
・必ず付き添いで誰かと参加する
・食事を挟むときはお弁当を持参
・なるべく個室を用意してもらう
とりわけ、すごい難しいことはしていません。
自分の体調によって必要なサポートは変わってくると思うので、参考までに読んでいただけたらと思います。
必ず付き添いで誰かと参加する
もともと打ち合わせを予定していた週に急遽入院したため、打ち合わせのタイミングは遅れ気味。そのため、退院して付き添いがいる状態で外出できるようになったら、打ち合わせの予定を入れました。
もちろん、長時間の打ち合わせが体力的にキツい場合や外出が不安な場合は、体調を整えることが先決です。会場まで行けても、打ち合わせした後に家に帰る体力も必要なので、ムリはしないようにしましょう。
私の場合、彼は仕事の関係があり、いつも母に付き添ってもらいました。時間に余裕のある人に付き添ってもらうと、疲れて休憩したい場合も気負いすることなく自分のペースを保てます。
また、体調が悪くなっても安心して身を任せられる人だと、こちらも気をつかう必要が無いので気がラクです。
そして、自分はもちろん、付き添いの人にもジュースやブドウ糖を所持してもらえればなお安心できます。
食事を挟むときはお弁当を持参
結婚式の2ヶ月前というと、打ち合わせもピークに長い…1日中打ち合わせというスケジュールもこなさなくてはいけません。
そこで気になるのが食事。
お昼休憩や夕飯休憩は大抵1時間で組まれます。血糖値が不安定な場合は、近場のレストランやファーストフードだと糖質量が分からなかったり、移動しなくてはいけなかったりと、不安要素が多いですよね。
外食に慣れていれば問題ありませんが、心配であれば糖質量を計ったお弁当を持っていくと安心です。自分で糖質量を計算して作れば、インスリンの量も大体の目安が分かるはずなので、その場ですぐに食事することができます。
また、食べる時間も事前にプランナーに伝えておくことをおすすめします。
退院後もなるべく入院時と同じように生活することで、基本的な生活のリズムをつくり、慣れてきたら徐々に自分のペースの生活に慣らしていこうと思って過ごしていました。そのため昼食は12時にとるようにしていたので、プランナーにも、打ち合わせの最中でも12時になったら食事をとってよいか事前に確認しておきました。
もちろんダメと言われることはないでしょうが、打ち合わせの内容によってはチャペルに移動したり、打ち合わせの相手がプランナー以外の場合もあるので、事前に話しておくと昼食がとりやすい内容に組んでくれるので安心です。
なるべく個室を用意してもらう
これには2つ理由があります。
・低血糖になっても、周囲の目を気にしなくて済む
・食事する場合、自己注射を人に見られなくて済む
私自身は人に見られることをあまり気にしませんが、逆に周りのカップルが気にしちゃうのかな、と思い、いつも個室または他の人には見えずらい角の席にしてもらっていました。
もし自分が彼(彼女)と結婚式のための楽しい(であろう)打ち合わせをしてるときに、具合悪そうな雰囲気が漂ってるテーブルがあったり、パッと横のテーブルを見たらお腹に注射してる人がいたら気になりませんか?私だけかな?(笑)
私は、人が気にしてしまわないか、気にしちゃうんです。
もちろん、自分が気にする場合にも、個室にするのは有効です。
どんな形であれ、人の目が気になる場合は、個室などの席にしてもらうと、集中して打ち合わせに挑むことができますよ。
上記3点以外にも、当日の会場内でも気を付けることはあるかもしれません。
私の結婚式会場はパレスホテルで、打ち合わせも基本的にパレスホテルで行いました(一度だけ、プランナーに入院先の病院に来てもらいました)。
その際、いつも飲み物やクッキーなどのお菓子を用意してくれるのですが、用意いただくものも注意する必要があるかもしれません。
私は一度、香りだけでも楽しもうとハーブティーを用意いただいたのですが、飲んだら甘かったのです。プランナーに糖分が入ってるか確認してもらったところ、わざわざ原材料などが明記された袋ごと持ってきて見せてくれましたが、細かいことまでは書かれてなかったので、飲み物を代えてもらったことがあります。
「ハーブティーくらいたまには飲みたいじゃん…」って思いましたが、いつの間にか高血糖になってることの恐怖と不安を考えたら、安心できるものを口にしたかったのです。
また、打ち合わせを無事に終わらせることの方が大事だったので、「ハーブティーを飲みたい」という欲求よりも、少しでも不安要素を減らすことを優先しました。
用意いただいたクッキーなども、その場では食べませんでしたが、せっかくパレスホテルの美味しいクッキーなのでラップに包んで持って帰りました(笑)家で食事に合わせて食べたり、低血糖の時に食べれるので。
打ち合わせするのにも色々と気を使うことがありますが、事前にプランナーへ希望を伝えたり、事前準備をすれば、当日の打ち合わせは心配なくしっかりこなすことができます。
体調第一で準備を進めるためにも、自分にはどんなサポートが必要かを前もって考えましょう。[:]