1型糖尿病の心強い見方:はじめての free style リブレ

1型糖尿病生活

いま通ってる病院で、初めて free style リブレが使えるようになったので、お借りすることになりました。

 

ばーん

 


 

free style リブレとは、アボットジャパン株式会社の製品で、血液で血糖値を測ることはもちろん、あの痛い作業をしなくても間質液で簡単に血糖値を測ることができます。

 

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free style リブレでの血糖測定方法

free style リブレではふたつの血糖測定方法があります。

・血液で測定する方法
・間質液で測定する方法

それぞれの測定方法を実践してみます。

血液で測定する方法

これまでも血液で血糖値を測定していましたが、使ってたのは、

穿刺具 → LifeScan JAPAN株式会社のワンタッチペン

血糖測定器 → テルモ株式会社のメディセーフフィット

器材をセットするところから測定するところまでがわりと簡単で、血糖値もすぐに結果が出ます。

 

血液に反応してから10秒で結果が出ます。

退院後、2ヶ月くらいはこの方法で血糖値を測定していましたが、通院して2~3ヶ月経った頃、通っていた病院で、1型糖尿病患者向けに free style リブレが普及されるようになり、私も対象者として使えるようになりました。

血液での測定方法はこれまでとほとんど変わらず、テルモの測定器が free style リブレに変わっただけ。

1点注意したいのが、テルモの測定器は、血糖測定器に血液を吸い上げるチップを先にセットしておいてなんの問題もありませんでしたが、free style リブレは先に電極(テルモで言うチップ)を付けると、しばらくしても血液反応がないとエラーになってしまいます

血糖測定に慣れている方でスピーディーにできる方は問題無いと思いますが、まだ始めたばかりの私は、セットにまごつくは、血液は適量出ないはで、結構エラーが続きました、、

そこで考えた、一番焦らずやり易い手順がこちら。

①穿刺具のセット
②血糖測定の電極を袋から出す
③穿刺具で血液を出す
④血液が適量出たら、電極を free style リブレに挿す
⑤ free style リブレが血液の反応待ち状態になったら、電極に血液をつける

 

②はこの状態でキープ

④は、最初はどっちが裏表かも、どっちがリブレに挿す方かも分からず、説明書を読んでも分かりにくかったのですが、青色の方を上にして、黒いバーコードっぽい線がある方をリブレに挿すので、間違えないように気を付けてください。

リブレが血液反応待ちになったら、先端の白っぽいところに血液を流していくようにあてます。

下の写真は、血糖値が表示された状態です。

 

この流れだとエラーも少なく、電極を無駄にすることもありません。
しかし、血液が足りなくてエラーになることもあるので、④の血液がしっかり適量出てるかを確認しましょう。

ちなみに、あまり血液が出なかったとき、何度も指に針を刺すのは痛いので、血液の流れに沿って指を根元の方からさすってあげると、血液が出てくることがあるので、挑戦してみてください。

間質液で測定する方法

間質液とは、細胞と細胞の間にある液体で、これに含まれるブドウ糖(グルコース)を計ることで血糖濃度を測定することができます。

直接血液で測定するわけではなく、毛細血管から間質液に移動したグルコースを計るため、血液と間質液を同じタイミングで測定しても、間質液の場合はそのタイミングより15分程度前の結果が表れます

そのため、血液で測った血糖値と30~40の誤差が表示される場合もあります。

誤差が生じる可能性はあるものの、free style リブレを使って間質液で測定する方法にはメリットがたくさんあります。主なメリットは、

・血液で測定するよりも痛くない!
・血糖の動きがグラフ化される!
・測定時の血糖の動きが矢印の向きで分かる!

ひとつずつ見ていきましょう。

血液で測定するよりも痛くない!

従来の、指に針を刺して血液で測定する方法は血糖値が正確なのですが、何がツラいって結構痛いんですよね。

ですが、間質液での測定の場合、一度二の腕にセンサーを取り付ければ2週間つけっぱなしが可能で、その間いつでも血糖測定できます

こちらがセンサー

センサーを取り付けるとき、一見針が飛び出てて刺すのがためらわれますが、、

思いきって刺してみると、バチン!という音のわりにはさほど痛くありません。

つける位置にもよるかもしれませんが、指より全然痛くないので、初めて free style リブレを使ったときはかなり感激しました!

センサーをとりつけたらリブレにかざし、1時間すれば血糖値が測定できるようになります。

普段の生活に支障が無いのも free style リブレの魅力です。センサーは水にも強く、そのままお風呂にも入れますし、湯船にもつかれます。多少、腕を動かしたときによる二の腕の伸び縮みで違和感があったり、服を着たり脱いだりする際に誤ってひっかけたりもしますが、それにより痛みがあるわけでもなく、シールでしっかり腕に張り付いているので多少の打撃には動じません安心してつけっぱなしでいられます。

なお、センサーによって誤差が生じる場合があるので、正確に血糖値を知りたい場合は、従来の血液で測定する方法を行いましょう。

血糖の動きがグラフ化される!

間質液で測定するとその日の血糖の動きがグラフ化されるので、「今日の血糖はこんな風に動いているんだ」ということが分かります。

測定時だけでなく、好きなときに1日の血糖の動きを振り返ることもできます。
例えば、こんな風なグラフが表示されます。

例えば、食事した後にどれだけ血糖値が高くなったかが、後からでも確認できます。
上の写真には映っていませんが、
食事でいくら糖質をとったか入力するとりんごマークが表示され、いつ食事をとったかが一目で分かります。
ちなみに、上の写真の注射マークはインスリンを打ったタイミングです。

運動したときなども、血糖の動きをあとから確認できるので、どれだけの時間なにを行ったら血糖がどう動くか試すことができ、それを今後の生活に活かすことができます!

普段の食事や運動が血糖にどう影響を与えているかが分かれば、「これから○○を食べる!」場合はインスリンをどれだけ打てばいいか、あるいは「1時間テニスする!」場合は、それまでに血糖値をどこまで上げておく必要があるか、などの予測がつくので、何事も実践しやすくなります。

他にも、free style リブレには下記写真のようなメニューがあるので、確認したい内容によって選ぶことができます。

必要に応じて確認してみましょう。

測定時の血糖の動きが矢印の向きで分かる!

間質液での測定時に、血糖濃度以外にも、血糖がいま上昇中なのか下降中なのか、それとも横ばいなのか、血糖の動きが矢印で表示されます。

矢印が真上、または斜め上:血糖が上昇中
体を動かしたり、数値によってはインスリンを用意する。

 

矢印が真下、または斜め下:血糖が下降中
数値によっては補食を用意する。

 

矢印が真横:血糖が横ばい
急な上昇も下降もなく、血糖が同じ数値で安定している。高い数値の場合はインスリンを、低い数値の場合は補食を検討する。

こんなかんじで、血糖が今後どのように動いていくかが分かることで、インスリンの追加打ちや補食が必要か、などの予測がつきます。そのため、高血糖や低血糖を未然に防ぐことが可能になります。

なお、上記は間質液での測定となるので、さらに安定した血糖値を保つには、間で血液でも測定し、間質液で測定した場合と血液で測定した場合との誤差を認識することが必要です。

 

free style リブレを使った感想

free style リブレを使うメリット

free style リブレはメリットだらけですが、私が特に「使ってよかった」と思える内容を記載します。

 

痛みが少ない

指に針を刺すよりはるかに痛くないのが、まず嬉しかったです。「こんな痛い思いを一生するのか、、」なんて落ち込むこともありましたが、free style リブレなら全然苦ではなく、病院から貸し出されて本当に良かったです!

 

簡単かつ即座に測定できる手軽さ

リブレをセンサーにかざすだけというお手軽な方法で血糖値が計れるのが、かなり魅力です。

今までは「低血糖なのかな?」と思ったときに、穿刺具セットして~血糖測定器セットして~指に針指して~なんてやってましたが、低血糖の症状が出てるのにそんな悠長なことしてられない!セットしてる間にどんどん指が震えてきてセットもままならない!当初、そんな経験が多く、結果的に間隔で捕食を取ってしまっていて、結果的に捕食しすぎて逆に血糖が高くなってしまったり、なんてこともありました。

センサーで即座に測定できるようになってからは、低血糖気味になっているのもすぐに認識でき、数値によってどれだけ捕食すればよいか、という判断もすぐにできるので、早めの対応が可能になりました。

これまでのわずらわしさが一掃され、それだけでかなりストレスフリーになりました。

過去の記録をPCで確認・保存できる

free style リブレは、PCとつなぐことでPC上で血糖値の確認や記録が可能です。

PCに free style リブレのアプリをダウンロードし、専用のコードを繋げば、自動で起動されます。

1日1日の血糖値の動きを確認したり、指定した期間内の血糖値の平均値を出すことも出来たりと、それらの記録から血糖値がどのタイミングで高く(低く)なりやすいかなどが分かります。

また、私が実践してるエクセルでの食事表の記録と併せて見れば、何を食べると血糖がどう動くかが一目で分かります。私はこのやり方で、血糖が上がりにくいメニューをいくつかピックアップし、食事することで血糖が高くなることへのストレスを解消しています。

free style リブレを使うにあたり気を付けること

センサー部分がかゆくなる

腕に取り付けるセンサーは、シールで2週間固定されます。その状態でお風呂に入ったりするので、シール部分がかゆくなります。人によってはかぶれる方もいると聞くのですが、幸い私はちょっとかゆくなる程度で、あまり支障がありません。

すごくかぶれる人は2週間経たずして取ってしまうこともあるようですが、かゆみには個人差があるので、実際に使用してみないと分からないかもしれません。かゆみがひどい方は担当医に相談する方がいいかもしれません。

夏はセンサーが目立つ

夏など、薄着になる季節はセンサーが丸見えなので、free style リブレを知らない人は必ず腕を見てきます。

私はあまり一目を気にしませんが、特に女性は気にする方もいると思うので、そこは各々で使用するか判断しましょう。

私はむしろ、この病気がもっと広く認知してほしいと思っているので、堂々と腕を出しちゃいます。見た目はダサい(というかナゾな物体が付いてると思われる)かもしれませんが、周囲の人の理解があればより生活しやすい病気だと思うし、隠すことで人に助けを求められず、余計に自分を追い詰めていくような気がするので、少しでも「私は1型糖尿病です」というヒントをちりばめながら生活していきたいと思っています。

だって、別に恥ずかしいことでもないし。オープンに生きていく方が気がラクです。

センサーを付ける腕によって血糖値の表示にブレがある

センサーは腕に挿しっぱなしなので、指での血糖測定同様、なるべく毎回同じ場所に挿さないように言われたので、私は両腕を交互に使っています。

何回か使って気付いたのですが、私の場合、左腕にセンサーを付けたときより、右腕にセンサーを付けたときの方が血糖値の表示に誤差が生じやすいことが分かりました。

初めて気付いたのは、右腕にセンサーを付けた際、長らく血糖値の表示がLOだったのです。

※LO:血糖値が40以下のときに表示される危険信号

センサーを付けた2、3日と外す前の2、3日は特に血糖値の表示がブレやすいと億泰(担当医)から聞いていましたが、異常な程に誤差があったので、「あれ?」と思い始めました。

この2、3日間は血液での測定も併せて行うようにしていましたが、右腕の方が明らかに誤差が大きいので、個人的に左腕にセンサーを付けた時の方が安心感があるな、と思いました。まあ、結局交互に付けてるんですけどね。「ブレがある」という目安にはなります。

血糖値を気にしすぎてしまう

センサーを取り付けた2週間いつでも血糖値を測定できるので、血糖値の上がり下がりで一喜一憂しやすくなりました、、

数値を気にしすぎて、それがストレスになってしまい、血糖値が安定しないときは特に、食べるのがツラくなることもあります。

なので、2週間のリブレ期間が終わったら、血糖値をあまり気にしないよう少しの期間、血液で測定するようにしています。

血液での測定が痛くてツラくなったら、free styleリブレに切り替える、というように、体と同時にメンタルも気にしながらうまく分けて使うようにしています。

 

どうしても多少のストレスは生じるものの、free style リブレは私にとってなくてはならない存在であり、もはや体の一部と言っても過言ではありません。

日本では1型糖尿病を患っている方は世界的に見れば少ないですが、国によってはよくある病気のひとつです。そのためいろんな研究も進んでいるし、生活していくうえでさらにラクになる測定器の開発なんかもされているようです。

1型糖尿病とは長い付き合いになるので、うまく向き合ってくための今あるツールを最大限活用し、あとはプロに任せて、治る薬が開発されるのを待ちましょう!

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